珈琲豆の高騰が続いていますので、今日はそのことについてちょっと触れておきたいと思います。

皆さんもご存知の通り珈琲豆は農産物なので常に需要と供給の関係が崩れると、大きく値を上げたり下げたりしますが、1980年から現在までを比較すると、アラビカ種の最安値は2002年の1.36USドル/1Kg、ロブスタ種は2001年の0.61USドル/1Kg、それぞれ最高値は2011年の5.98USドル/1Kg、1980年と1986年の3.24USドル/1Kgです。

 

*2020~2024の比較

年度 2020 2021 2022 2023 2024
アラビカ種 3.32 4.51 5.63 4.54 4.74
ロブスタ種 1.52 1.98 2.29 2.63 3.63

 

このように珈琲の価格がロブスタ種は最低だった時期から6倍近くまで上昇、アラビカ種は3.5倍前後になっています。

コロナの3年間で珈琲の需要が急激に増えたのは確かで、今まで珈琲を飲まなかった国々でも「スターバックス」等の拡大で、需要が急激に変化しましたし、嫌われていたロブスタ種からアラビカ種への産地移行が始まって、足りなくなったロブスタ種が全体の価格を押し上げていることも要因となっているようです。

 

さらにサードウェーブ珈琲の流行により、アラビカ種もロブスタ種もその特性を活かした飲み方が研究され、普及が違う形で農産物としての、ワインやチョコレートやお茶の様に楽しめるようになったのです。

お陰で私達はこれまでとは違った珈琲の味わい方をするようになったのです。

 

冷蔵庫や冷凍室で熟成させたり、珈琲豆の特徴を出すために発酵させたり、ワイン樽やウイスキー樽で熟成させたりと、その種類はもう数えきれない程になりました。

僕は高校時代から珈琲を飲むようにナチましたが、我が家では1か月で平均4キロほどの珈琲豆を消費しますが、およそ260杯のホット珈琲になりますが、アイスだと210杯前後になります。

 

旅行に出掛けた時はホテルの珈琲にはがっかりすることが多いのですが、最近は珈琲を自分で淹れられるようになっているホテルもありますが、保管状況が悪くてコーヒーミルにもカビがあったりで、ちょっとがっかりしてしまいます。

家にいればいつもの珈琲が飲めるのにと思うのですが、この点は本当に残念なので、最近は出掛ける時にホテルに確認して珈琲を淹れる器具やポットの確認をしてから、いつもの珈琲豆とミルとドリップポットと抽出器具を持って行って部屋で淹れるようにしてますが、いつもの味でいつもの香りでというのが最高です。

 

ミルは「TIMEMORE」は他は「MERMOO YILAN」の製品ですが、持ち運びが便利なのですし、収納袋にはネルドリップもペーパーも入りますので助かります。(電気ポットがあるとかミルもあるとか等はホテルに確認しておきましょう。)

 

 

 

 

 

沢山の方がおそらくは同じように考えているかもしれませんが、珈琲が入れられる環境がホテルにあるとそこに泊まりたくなりますよ、なんといってもいつもの珈琲が飲めてこそリラックスが出来るからです。

たまに飲む「ゲイシャ」も美味しいですが、毎日飲む好みの「ブレンド」はとても安心感があり特別なリラックス感があります。