「愛オークス」T2,400mは「カラ競馬場」で行われましたが、1番人気の「英オークス」2着馬の「セーブザラストダンス」が人気に応えて優勝しました。
●「愛オークス」牝3歳戦の結果です。
1着:「セーブザラストダンス」(Savethelastdance)R.ムーア騎手(父Galileo)
2着:「ブルーストッキング」(Bluestocking)C.キーン騎手(父Camelot)
3着:「ライブラリー」(Library)G.ライアン騎手(父Galileo)
「英オークス」は2番人気「ソウルシスター」(父Frankel)の2着と敗れた「セーブザラストダンス」ですが、「愛オークス」では3番手から直線抜け出して勝ってくれました。
8頭立てでしたが、3着が最低人気の「ライブラリー」が入って、3連単は高配当になりました。
1着と3着はGalileo産駒でお馴染みですが、2着に入った「ブルーストッキング」はCamelot産駒で時々は聞く名前ですが、その父は「エルコンドルパサー」を「凱旋門賞」で負かした「モンジュー」(Montjeu)なのです。
しかも「Galileo」も「Montjeu」も父は「Sadler’s Wells」、その父は「Northern Dancer」へと繋がり、欧州の競馬を大いに繁栄させた血統です。
今回はこの「モンジュー」について書きます。
1999年の「仏ダービー」(ジョッケクルブ賞)を優勝して一流馬の仲間入りして、G2「ニエル賞」を優勝して日本から遠征した「エルコンドルパサー」と激突、人気も2頭の一騎打ちレースも逃げた「エルコンドルパサー」とゴール前の激しい叩き合いを制して優勝しました。
その後「ジャパンC」に遠征して日本でも1番人気となりましたが、「スペシャルウィーク」の4着と敗れています。
種牡馬になってからも初年度から「ハリケーンラン」・「スコーピオン」・「モティヴェイター」を排出、2009年の「キャメロット」は、今年注目のディープ産駒「オーギュストロダン」と同じように「英ダービー」と「愛ダービー」の両ダービーを、優勝しています。
また初年度産駒の「モティヴェイター」は種牡馬となって、産駒の「トレヴ」は2013年の「凱旋門賞」で日本から遠征した「オルフェーヴル」を5馬身差で破っています。