1着「レガレイラ」(父スワーヴリチャード)、2着「シンエンペラー」(父Siyouni)と、この1着と2着は血統的にも楽しみな2頭ですが、ちょっと調べてみるととても面白いですので書いてみました。
「レガレイラ」(父スワーヴリチャード)は母が「ロカ」、その父は2010年の「Kジョージ6世&QES(G1)」を勝った「ハービンジャー」、母は「ランズエッジ」ですが、「ランジエッジ」は父「ダンスインザダーク」、母「ウインドインハーヘア」ですから、「ディープインパクト」や「ブラックタイド」の半妹なのです。
父「スワーヴリチャード」産駒の初G1馬となりましたが、前走の「アイビーS」3着の時にも、32.7秒という強烈な脚を使っていた様に、素晴らしいスピードと血統を持ち合わせている馬なのです。
2着の「シンエンペラー」(父Siyouni・祖父Pivotal)も母「Starlet’s Sister」(祖父Galileo・祖母Premiere Creation)でこちらも、「仏ダービー」馬で「凱旋門賞」も勝った「Sottsass」を全兄に持つ素晴らしい血統馬なのです。
こちらは日本で繫栄している血統ではないですが、今後大きな流れになる可能性があります。
今年はディープインパクト産駒の「オーギュストロダン」(母Rhododendron・母父Galileo)やハーツクライ産駒の「コンティニュアス」(母Fiuff・母父Galileo)が欧州で大活躍したように、サンデーサイレンス系とGalileo系の組み合わせでの成功例もあって、今後もちょっと楽しみなのです。
★なお種牡馬はランクは下記の通りです。★
順位 | 2歳馬 | 順位 | 全馬 |
1位 | キズナ | 1位 | ドゥラメンテ |
2位 | エピファネイア | 2位 | ロードカナロア |
3位 | スワ―ヴリチャード | 3位 | ディープインパクト |
4位 | モーリス | 4位 | キズナ |
5位 | ドレフォン | 5位 | ハーツクライ |
6位 | ロードカナロア | 6位 | キタサンブラック |
7位 | ダイワメジャー | 7位 | モーリス |
8位 | リアルスティール | 8位 | ハービンジャー |
9位 | ブリックスアンドモルタル | 9位 | エピファネイア |
10位 | ニューイヤーズデイ | 10位 | ルーラーシップ |
22年度の2歳馬は「ドゥラメンテ」が1位で、「エピファネイア」2位、「ルーラーシップ」が3位でした。
22年度の全馬は「ディープインパクト」が1位で、「ロードカナロア」2位、「ハーツクライ」が3位でした。
暫く続いた「ディープインパクト」の1位も途切れ、23年1位は「ドゥラメンテ」ですがこれも既に亡くなっていますので、24年は大きく変化があるかもしれないのですが、ディープインパクト系とキングカメハメハ系に収まるのか、それとも新しい流れが繁栄するか楽しみです。