1万円を100万にが目標の「コロガシ」はA＆Bを狙え！③（道大）
この「3コロガシ」が完成させたのはOB会のメンバーなのですが、最初は普通に「勝ち逃げ」しか方法がなかったので、競馬が知らない人でも参加ができたのが研究室の競馬塾だったのです。
それでもやっぱり儲かるものだから、人間というものは面白いもので定着率は良くなると思っていたら、全く逆になってしまったのです。
創設時期は20人になり40人になり、60人になった頃から、競馬を勉強して覚えてきたメンバーたちが徐々に、深みにハマって借金を作って抜けるようになって、「勝ち逃げ」をメインで購入しているメンバーだけ残って、酷い時は10人以下になった事もあります。
みんな「勝ち逃げ」だけだと競馬を楽しめないというのが理由でしたし、OB会のメンバーも分かっていた事なのですが、他の事をやり始めると脱落するメンバーが増えてしまうのです。
もちろん悪気がある訳ではなく、私も「吾郎」さんや「シゲ」さんも目指すは「楽しめる競馬」でしたし、通常買いでも常勝が可能であると思ってしまったのです。
お陰で私と「吾郎」さんは国へ帰って、「シゲ」さんも研究室を離れたのですが、私と「吾郎」さんは戻る迄20年と25年の歳月が流れたのです。
でも、離れている時期も研究室とは連絡を取って資料を貰ったり、新しい取り組みをしたりと、研究も独自に続けたのです。
「勝ち逃げ」が間違いないという事に気付いたのも離れてからで、研究室に戻ってからは「勝ち逃げ」で生活基盤を構築して、「特別レースの通常買い」や「グレードレースの通常買い」等の研究をしましたが、上手く行かなかったのです。
「コロガシ」の研究は10年ぐらいになるのですが、最初の3年間はマイナスになる事の方が多く上手くやることが出来なかったのですし、とても成功するとは思いませんでした。
しかし、占有率（レース支配率）の資料を持ち込んだのが「ボス」でした。
何と一つのファクターとしてデータを貯め込んでいたそうですが、目にした人は皆無だったので本当に驚きました。
決め手は「どうして難しいレースを選ぶの？」でした。
「折角2歳未勝利戦や3歳未勝利戦なら、Pランク内での3着率は40%以上あるのに、どうして利用しないの？」から始まって、2時間余りの話は驚きの物でしたし、その発想にすっかり引き込まれてしまったのです。
占有率A～B（AA/AB/BA/BB）のレースだけを勝負して、1日3鞍で「コロガシ」をするというユニークな方法でした。
出来上がるまで3年の実験購入をして4年目に完成したのですが、1鞍目と2鞍目が種銭レースで両レースが的中した時だけ、3鞍目に進むという購入ルールができたのです。
1鞍目はできるだけ的中し易いレースであって欲しい事で、2鞍目が外れてもプラスが残るように工夫がなされている事には、素晴らしいと思うようになりました。
●購入ルール：通常は3鞍制のコロガシですが、4鞍制でも5鞍制でもOKです。
１：1鞍目は種銭を得るためのレースで購入額の3杯以上の配当になっている事。
1鞍目が外れたらそこで終了ですが、的中したら2鞍目に進む。
的中したら購入額を差し引いてプラスだけ残しておく！
２：2鞍目も種銭を得るためのレースで購入額の3杯以上の配当になっている事。
2鞍目が外れたらそこで終了ですが、的中したら、購入額を差し引いて1鞍目のプラスに加算した金額で3鞍目へ進む。
３：3鞍目は1鞍目と2鞍目のプラス分を合わせた金額で勝負する。
できるだけ的中できるように工夫して下さい。
●購入レース選択
１：レース選択は2歳戦及び3歳戦の占有率A～Bのレースを優先する。
①占有率C～Fレース・*印・牝馬限定の順で対象から外す。（ただし群に対象レースが無い場合は例外）
②1鞍目はA群から、2鞍目はB群から選ぶのですが、対象レースが無い場合は①のレースの逆順（牝馬限定）に優先。
再スタートする場合はA群とB群から選ぶのですが、必ず対象レースが2鞍以上残っている事。
③3鞍目は古馬戦が多いので占有率や牝馬限定レースに関係なく的中できそうなレースを選ぶ。
古馬戦のハンデ戦は手を出してはいけない。
消し馬選びはできれば人数が多い程正確さが増すので、グループ作りをする事が大切です。
今年の「コロガシ成功」は1チームで最低でも10回以上経験していますが、問題は消し馬の選出です。
Pランクの1位から3位までの中から1頭と、4位から6位までの3頭から1頭選ぶのですから、1人で行うとついつい偏ってしまうものですし、冷静に判断されたものとは違った結果になりやすいです。⇒④に続く