22年の「凱旋門賞」は時計差が10秒も違う重馬場の過酷な状況で行われましたが、逃げて11着に敗れた「タイトルホルダー」、14着「ステイフーリッシュ」、18着「ディープボンド」、19着「ドゥデュース」と4頭の日本馬は経験したことのない、重い馬場で競馬をさせて貰えなかったです。

 

「ステイフーリッシュ」はこのレースが引退レースとなりましたが、その他の3頭もその後のG1レースで勝てない日が続いており、何と「有馬記念」で激突の予定ですのでとても楽しみにしています。

「イクイノックス」が引退して、「ジャパンC」3着の「スターズオンアース」と4着の「ドゥデュース」にとっては優勝に一番近い位置にいる訳ですが、「天皇賞・秋」2着の「ジャスティンパレス」と、復活を目指す「シャフリヤール」、今年のダービー馬「タスティエーラ」と皐月賞馬「ソールオリエンス」も侮れないですし、今年の凱旋門賞で4着の「スリーゼブンシーズ」もいて、本当に悩ましいメンバーが揃いました。

 

気持ち的には「ドゥデュース」の復活に期待したいところですが、騎手達も世界中から一流騎手が集まって、混戦に拍車をかけている状態ですが、「イクイノックス」が引退した今では、「宝塚記念」で2着の「スリーゼブンシーズ」、「天皇賞・秋」2着の「ジャスティンパレス」、「ジャパンC」3着の「スターズオンアース」と4着の「ドゥデュース」、ダービー馬「タスティエーラ」と皐月賞馬「ソールオリエンス」の6頭で上位を占めそうですが、「有馬記念」は中山の2,500mで先行馬有利なので、「タイトルホルダー」も「デープボンド」も注意が必要です。

 

「イクイノックス」も「リバティアイランド」もいないのに、こんなに豪華なメンバーが揃って日本の競馬も層が厚くなりました。

私にとっても「有馬記念」はやっぱり特別なレース、「日本ダービー」・「ジャパンC」・「有馬記念」・「天皇賞秋」・「宝塚記念」を5大競走だと思っています。

 

 

昨年は「イクイノックス」・「ボルドグフーシュ」・「ジェラルディーナ」と入り、3歳馬の強さが目立ったレースとなりましたが、2着の「ボルドグフーシュ」は故障で休養中です。

とてもワクワクしてしまうレースですが、的中する事が少ないレースでもありますし、中山競馬場のトリッキーなコース形態が難しさに拍車をかけているのでしょう。

前残りも十分にあり得る競馬場ですので、十分なレース分析が必要になります。