今年は色々な意味で生活環境が変化した年でもありました。

一番はコロナから解放されマスクが必要なくなった事ですが、それでもまだまだ患者数は多いと思っており油断禁物と考えています。

2月はダートG1「サウジC」で「パンサラッサ」が日本馬で初勝利、3月の「ドバイシーマクラシック」を「イクイノックス」が優勝、ダートG1「ドバイワールドカップ」を「ウシュバテソーロ」が優勝し最高の上半期となり、ワールドレースホースランキングで「イクイノックス」が単独首位に立ち素晴らしい事が重なりましたが、6月には「英ダービー」でディープインパクトのラストクロップ12頭の中の1頭「オーギュストロダン」が優勝、更に「愛ダービー」も優勝してダービーダブルを達成しました。

こんな日が来るとはと驚いていますが、日本で生産された内国産種牡馬から本場の「英ダービー」馬が誕生するなんて、メチャクチャ嬉しいです。

私は愛国に行ったことがないのですが、やはり言っておけばよかったと後悔しています。

こうして2000年以降に徐々に日本の競馬は世界レベルに達したと言えるのですが、サンデーサイレンス系やキングマンボ系、そしてディープインパクト系、キングカメハメハ系種牡馬へとどんどんレベルアップしてきた訳です。

下半期のG1は29日の「英キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」・10月の「仏凱旋門賞」・11月の「米ブリーダーズC」という事ですが、「オーギュストロダン」はどうやら「英キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」から、その後は未定になっていますので、馬場の悪い「凱旋門賞」は避けるかもしれません。

こうして今年は素晴らしい競馬を見せて貰いましたが、「愛ダービー」の「オーギュストロダン」は「サンアントニオ」の落馬事故の影響をまともに受けての勝利でしたので、ちょっと心配しています。

これからの事も考えて大事に使って欲しいと思うのですが、「キングジョージ6世&クイーンエリザベスS」も「凱旋門賞」も、ブックメーカー「WilliamHill」のオッズは1番人気となっています。
競馬では色々なドラマが生まれますが、ディープインパクト産駒の最後の世代にこんなシナリオが残されていたなんて、本当に驚きですし、忘れられない1年になりそうです。
いつも気持ちが「凱旋門賞」優勝が私達の研究室の夢だったのですが、「オーギュストロダン」には無事に種牡馬になって欲しいと願っています。
ディープインパクト系にはまだ確固たる後継種牡馬がいない状態ですので、今後に期待しているからです。➡続く