「勝ち逃げ」では気にしなくても良いのですが、「コロガシ」や「重賞レース」での勝負ではどうしても軸を決めたり、ヒモを決めたり、購入法を決めたりしなければなりません。

また「コロガシ」は3連複だけですが、「重賞レース」の購入は「馬連又は馬単」50%、「3連複又は3連単」50%に分けなければなりません。

 

最初に「コロガシ」の対象レースから説明しますが、牝馬限定の2歳と3歳の未勝利戦、古馬のハンデ戦は「コロガシ」の対象レースではありませんので、対象になるレースで考える必要があります。

「重賞レース」はハンデ戦も牝馬戦も対象レースですので、間違わないで下さい。

 

それでは的中したレースの分析をしたいと思います。

★「コロガシ」の場合

12月14日◇中山05R01-13-06-12-10-03BA1-5-3/1-10-6/920/1,690*「デビュー戦」

中山5R:1番・6番・10番・3番の3連複BOX4点購入。7.7倍

1番・13番・6番・10番のBOXだと3倍以上にならないので、13番と6番のどちらかの1頭を消す必要がありますが、13番は前走9着で6番は前走は0秒3差の3着で6番を残しました。

あとはより配当の良い3番を残してのBOX購入にしたのですが、1位~3位で勝負する時は1頭はランク5位か6位を選ばないと3倍以上を確保するのが難しいですし、オッズ優先で考えています。

みんなで取り捨てを決めるので、意外と的中できるものですし、方法論のひとつとして覚えておいてください!

 

★「重賞レース」の場合

日時:Pランク1位-2位-3位-4位-5位-6位/占有率/ランク順/馬番着順/馬連/馬単/3連複/3連単

12月14日●中山11H07-06-14-04-05-12CB2-6-3/6-12-14/2,460/4,460/4,230/25,450*「G3ターコイズS」

7番・6番・14番・12番の4頭BOXで馬連6点5,000円、3連複4点5,000円での購入、払い戻しはそれぞれ12,300円と38,070円でしたので、プラス40,370円となりましたが、3連複1番人気でも19.1倍ですから3連複だけで購入すれば8.0倍になるのです。

ここが「コロガシ」と非となる部分で、3着まで的中しなくても2着まででも戻しがあるように計算しなければなりません。

したがってここで12番を人気3頭にくっ付けたのは前走の成績で、「清水S」を好時計で勝っているだけに選びやすいのです。

4番は前走7着、5番は前走6着とこの時期は調整が難しい(特に牝馬の場合)だけに、選べる馬は限定されます。

 

このように例として取り上げましたが、何かしら理由があるもので、みんなで決めると一人では分からないことが見つかるものですから、せめて4人から5人で連携すれば可なり選択が有利になるものです。

私たちは決して無理な馬選びをしているのではなく、データに基づく競馬の方法論を遂行しているだけなのです。

 

ここ2戦の「ドウデュース」のレースぶりを観ても、データは噓をついていませんし、スローな流れでも十分に差せる競馬が出来ていますが、それが本来の強い時の「ドウデュース」の力なのです。

あのランキング世界一に輝いた「イクイノックス」を「ダービー」で負かした脚は、順調であればこの成績は普通なのです。

一度体調を崩すとバランスを失ってしまう典型的な例なのですが、中山競馬場で行われる「有馬記念」はこの馬に向いてる競馬ではないので、昨年の「有馬記念」は早目に動いて優勝しました。

 

しかし、それまでの中山競馬では「G2ディープ記念」2着、「G1皐月賞」3着と出走馬最速の上りでも届いてないように、どうしても動くタイミングが難しい馬なのですが、23年の「有馬記念」は4コーナーをレジェンド武豊騎手が3番手で回って勝っています。

流れはミドルペースでしたが、逃げた「タイトルホルダー」が3着、2番手追走の「スターズオンアース」が2着と完全な前残りの競馬でした。
「天皇賞・秋」+「ジャパンC」+「有馬記念」の「秋の古馬三冠」を5歳で連勝した馬は、現在まで1頭もおりませんが、4歳馬なら2000年の「テイエムオペラオー」と2004年の「ゼンノロブロイ」がおります。
また、この「秋の古馬三冠」にはボーナスが2億円支給されますので、ぜひ勝って欲しいものです。