コーヒーの木はエチオピアには現在も自生しており、その原木が世界に広まったものですが、最近の高級豆であるゲイシャ種も原木はエチオピア出身なのです。

歌にも出てくる「モカマタリ」もそうですが、クリアで綺麗な酸味が特徴ですので昔からファンが多かったです。

 

豆自体は小粒ですが特徴的な酸味が好まれて人気でしたが、酸味を好む人よりも嫌いな方が多かったようにおもいますし、私も最初はえぇっと言うのが感想でした。

でも、飲みなれるとその酸味が心地の良いものだと感じるようになりました。

 

現在では精製方法も変化してナチュラル、ウオッシュト、アナエロビック等でおいしさがさらにアップしました。

それでも内戦や近隣の戦争の影響を受けて、豆の品質が落ちてしまう事件が度々ありますので注意が必要なのですが、どこかに美味しいコーヒーは残ってるものです。

 

私の場合はネルドリップが基本ですので、今日はそのネルドリップを色々な角度でゆっくりと考えてみたいと思います。

布で珈琲を抽出するとペーパーと大きく違うのは、やはり珈琲が油性分も抽出されるのでペーパーとは違ってトロ味があるのが特徴になります。

ゆっくりと少しづつお湯を注いでいくと濃厚な珈琲が抽出されますが、抽出時間が長い程雑味も出ますので、結構淹れ方は難しいように感じますし、家庭の台所では保存方法もちょっと大変です。

 

一番なのは自分の口に合っているのかどうかだと思うので、試行錯誤して自分に合った珈琲の淹れ方を見つけ出して、レシピを作っておけばいいですし、同じエチオピアでも焙煎度合いで大きく味に差がでますので、浅煎り、中煎り、深煎りと試しながら自分好みの珈琲を見つけて下さい。

 

アイス珈琲も同じように浅煎りのエチオピアは爽やかなレモンジュースに近い味になったり、深煎りですと酸味が薄れて苦みがしっかりと出ます。

浅煎りの珈琲をアイスでだすとレモンティーと間違えてしまうくらい、爽やかな珈琲になってしまいますし、その魅力は計りしれないのです。

 

 

プラムのような後味や、ベリーのようなテイストとか上げたらきりがないくらいですが、珈琲にはそんなとんでもない美味しさが隠されています。

さらに浅煎りのエチオピアも中深煎りのエチオピアもあって、特徴を十分に引き出すのは難しいと思っていましたし、良く話題に上るのですが、どちらの焙煎度合いでも使い易いのが「オリガミ・ドリッパ-」(磁器製&樹脂製)です。

 

浅煎りはウエーブペーパーで、中深入りは円錐ペーパーでとどちらでも、一つの製品で使えるのはとても便利です。

2種類のドリッパーを用意する方法もありますが、それをやるとあれもこれもと買う羽目になりますので、我が家でも20種類前後の抽出器具があります。
同じエチオピアでも産地によっても、豆の精製法によってもその味は大きく変化しますので、淹れ方のコツやレシピは購入する珈琲豆で試行錯誤してください。
それもまた、奥が深くて楽しいものです。➡次回はネルドリップについて触れてみたいです。