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 日曜日の朝に行われた「ドバイシーマクラシック」は「イクイノックス」の独壇場になりました。

最初からスローになる事を予想できるメンバーでしたので、この距離を逃げ切る事など不可能と思う筈なのに、サッと先頭に立った「イクイノックス」は最初の1,000mを62秒と超スローに落として、その後はコーナー毎にスピードを上げて行き、後ろの馬達の脚を奪う騎乗でアッサリと逃げ切りました。

 

 

そう言えば「ディープインパクト」に勝った時も同じ戦法でしたが、みなさん覚えているでしょうか?

2005年の「有馬記念」、「タップダンスシチー」と「コスモバルク」の後ろにつけて、スローな流れを3番手でプレッシャーをかけながら、直線早目に抜け出して、後方からくる「ディープインパクト」より早くゴールを迎えました。

 

いつも後ろから競馬をする「ハーツクライ」が、前々で競馬をしたのであの時はビックリしたもので、まさに「ルメール・マジック」でしたが、きっとあの時の事を思い出しながらレースをしたと思います。

その次の年に「ドバイシーマクラシック」に遠征して優勝していますし、「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」でも3着(1着ハリケーンラン)に好走しています。

 

素晴らしいレースをしてくれ力の違いを見せつけた「イクイノックス」ですが、昨年の「シャフリヤール」に続き、日本馬の連覇となりましたし、今回はレースレコードのオマケ付き、21年に「ミシュリフ」作ったレーコードを1秒も更新しました。

これで「ロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキング」(the LONGINES World's Best Racehorse Rankings; LWBRR)はどうなるのでしょうか、なんとなく気になります。