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 今回は「アルル」を取り上げますが、ここは「ゴッホ」の「夜のカフェテラス」や「アルルの跳ね橋」(ラングロワ橋)も有名です。
1888年2月からたった15か月の滞在中に、300点もの作品を残した「ゴッホ」ですが、その時、彼は日本へ行きたいと思っていたそうで、「アルル」を訪れた時に雪が降っておりここに日本があると弟の手紙に書いたそうです。

 その頃の「ゴッホ」は「モネ」達の影響もあって日本の浮世絵の技法を真似て、「安藤広重」の作品を模写していたそうですが、この「アルル」で描いた300もの作品が1枚も「アルル」に残されていないのも不思議です。
この絵は現在、オランダのクレラー=ミュラー美術館に展示されております。

このカフェは今でもそのままの姿で残っていて、今でも「カフェ・ファン・ゴッホ」として「アルル」の旧市街地にあるプラス・デュ・フォルム広場に面して営業しております。

 「ゴッホ」が南フランスの地「アルル」でどんな日本に巡り合ったかは定かではないのですが、当時の「アルル」にはそんな「広重」の作品に似た風景があったのかもしれません。
また、あの「跳ね橋」は第二次世界大戦時に破壊され現存はしていませんが、再現されたものが観光地となっています。
ただ、運河の堤などの風景が違うので絵画の雰囲気が完全ではないのですが、不思議とその場所に来たという気持ちになります。

「アルル」は「アヴィニョン」や「マルセイユ」にも近いし、「ニーム」や「エクサン・プロヴァンス」など4泊ぐらいしてユックリと散策したいとても景色の良い所ですし、美味しいものが沢山あります。
もちろん、ホテルも安くて素敵なホテルが沢山ありますので、みなさんも行ってみて下さい。