JUGEMテーマ:競馬

 研究室がこうして「勝ち逃げ法」を提唱するのには訳はありません。

研究室はOB会も含めみんなで毎月20,000円づつ出し合って運営されていますし、年間480万の運営費がありますので「Room365」の運営費も含めると十分に運営がなされていることになります。

ペーパーレスで太陽光パネルと蓄電システムでエコな状態で運営されていますので、ガスと水道料金が最大の経費となります。

 

研究室では競馬で勝つ方法を考えているのではなく、負けない方法を考えているといった方が正しいです。

会員をとっても取らなくても運営は可能ですから、面倒な事は嫌なのですが仲間を増やそうという事から一時的に会員の募集をしたようですが、既に100名前後は何らかの形で研究室に関わっていますので、目的は達成されたという事で現在は「Pランク」も無料で提供されています。

 

 競馬は他のギャンブルと大きく違うのは「生き物」が走るために、機会の様にデータ化するのもルール作りも不確定要素が多く不可能であると、研究室の創始者たちは「諦める事」から始めたそうです。

最初から「勝ち逃げ」を研究したのではないのですが、30年近く馬を診る事だけに集中してきた「吾郎」さんでも年によってはマイナスしてしまう「通常買い」も、準オープン以上のレース対象ならプラスできるチャンスが増えるという事ですが、絶対ではないのです。

 

「Pランク」も枠連時代は「5頭の競馬」、馬単時代になって「6頭の競馬」となったのは偶然ではなく、分かり易くするためにいろいろなファクターを分析した結果なのです。

それにこの「諦める事」がプラスされて「勝ち逃げ」という購入法に移っていったようです。

 

とても興味深い事ですが「諦める事」で直ぐに「勝ち逃げ」にスムースに移行できるかというと、決してそうではなく研究員の心には大きな不安が湧いて自分との葛藤が始まる訳です。

「自分の好きな馬も買えないギャンブル??」という疑問との戦いがあるのですが、これを諦めないと次に進むことが出来なかったのです。

 

「シゲ」さんはそれに納得できずに何度も失敗を繰り返したそうですが、それこそ15年くらい前に「ボス」が言った言葉で初めて納得が出来たそうです。

それは「12レース全部的中させるのは不可能だけれど、1レースだけ的中させるというなら、そんなに難しくないです!」だったそうです。

見事なまでの諦めです!

 

考えればそうなのですが、今これを読んでいる方も8割の方は納得が出来ないと思います。

それが普通だからなのです。

競馬は美して綺麗なものですが、お金が賭けられるとそこにある美しさは失われてしまうのと同じで、勝ち負けの世界になってしまう様です。

 

データに忠実で純粋に競馬を楽しんでと思うなら、好きな馬の単勝100円で十分に楽しめる筈なのですが、欲深い人間は競馬の美しさなんか関係なくなってしまうのです。

それもまた競馬の楽しみ方の一つだと思っていますが、私は「1日1鞍の的中」で競馬を楽しむ事を覚えましたし、馬の写真を撮る方がずっと楽しいものです。

難しいものです。