忘れられない馬というテーマで考えてみると、やはり04年度のダービー馬「キングカメハメハ」と05年度のダービー馬「ディープインパクト」の2頭です。
そのほかにも強烈に印象が残っている馬もいるのですが、やはりその後の日本競馬を引っ張ってきたこの2頭は特別な存在なのです。
ところが「キングカメハメハ」は、「ドゥラメンテ」等の活躍馬が出ているにもかかわらず、近年体調不良で種付けが制限されているようです。
そんな残念なニュースもあるのですが、この2頭01年生まれの「キングカメハメハ」と02年生まれの「デープインパクト」は、結局「キングカメハメハ」の故障引退で対戦することはありませんでしたので、子供たちにその戦いの場は持ち越されました。
2頭ともに特別なパフォーマンスでしたので、2年連続で私の記憶に残っています。
「キングカメハメハ」は8戦7勝3着1回、「デープインパクト」は14戦12勝2着1回失格1回とこちらも素晴らしい成績で無敗のまま三冠馬になりました。
その後引退してからはどちらも種牡馬になったのですが、「キングカメハメハ」の産駒では「ローズキングダム」・「アパパネ」・「ルーラーシップ」・「タイセイレジェンド」・「ロードカナロア」・「ベルシャザール」・「ハタノヴァンクール」・「ホッコータルマエ」・「ラブリーデイ」・「レッツゴードンキー」・「ドゥラメンテ」などのG1馬が誕生しています。
「ディープインパクト」と産駒では、「トーセンラー」・「ダノンシャーク」・「リアルインパクト」・「マルセリーナ」・「ジェンティルドンナ」・「ディープブリランテ」・「スピルバーグ」・「ヴィルシーナ」・「ジョワドヴィーヴル」・「レッドキングダム」・「キズナ・「アユサン」・「ラキシス」・「ハープスター」・「ミッキーアイル」・「ショウナンパンドラ」・「ミッキークイーン」・「ダノンプラチナ」・「ショウナンアデラ」などのG1馬が誕生しています。
またこの2頭は、奇しくもダービー時の勝ち時計も全く同じタイムという事で、研究室でもよく話題に上るのですが、どちらが強いのか結論が出ることはないのです。
まだまだ種牡馬として頑張って、世界に通用する馬たちをたくさん残してほしいものです。