日本でもウェーブペーパーを使用する平底ドリッパータイプの抽出器具が発売されておりますが、紹介しますと「カリタガラスドリッパー」「カリタ燕ステンレスドリッパー」「オリガミドリッパー」「タイムモアドリッパー」「ブルーボトルドリッパー」もそうですが、最近は海外でもバリスタの大会でも平底ドリッパーが人気ですし、イギリスの「OREA Brewer V4」、デンマークの「April Plastic Brewer」は素晴らしく綺麗でクリアな珈琲が入りますし、円錐形でもドイツの「Graycano Dripper」ドリッパーは非常に高速で高温で珈琲が抽出できますし、浅煎り珈琲の温度差での味変化が楽しめるようになりました。
★「OREA Brewer V4」
★「April Plastic Brewer」
★「Graycano Dripper」
書こうと思っていたら先に「Ken」さんに書かれちゃったのですが、海外の素晴らしい抽出器具が沢山日本にも入ってきています。
うれしい事なのですが価格の違いには驚かされてしまいますし、指定される紙が「シバリスト」ならこれもちょっと高額ですが、各業者がフェアトレード、サスティナブルな環境を目指すために売れた製品の中から、お金を寄付してコーヒーの生産が持続性豊かな環境を構築するための運動を行っています。
最近は紙の改良も盛んにおこなわれていますが、水質の関係で浅煎りの珈琲は水の影響を受けやすいのです。
日本の水は軟質系が多いのですが、海外では硬水が多く同じペーパーを使っても水質が違うのでコーヒーの香りも味も違ってしまいますし、同じ豆でも焙煎度、精製方法、メッシュによっても大きな違いがあります。
軟水50~100mg/Lくらいの水質がコーヒーは入れやすいのですが、日本の水道水は殆どが軟水ですし消毒に使われている塩素臭だけでも取ればさらに良くなります。
父の時代の珈琲はネルドリップが主流だったようですが、サイフォンとペーパードリップの普及とともに、コーヒー専門店ブームがスタートしたのもこの頃だったそうで、インベーダーゲームが流行ってコーヒー専門店ブームは終わったそうです。
それでも幾つかのコーヒーチェーンは残ったそうですが、まだまだ浅煎りの珈琲は注目されなかったようです。
やはり2000年以降になってから、徐々にコーヒーの品質が良くなって流れは一斉に浅煎りコーヒーに注目が集まるようになったのです。
雑味のないジュースやワインみたいな美味しいコーヒーに出会ってしまったのですから、その奥の深さに毎日の珈琲ライフが楽しいものになりました。
ブレンド志向からシングルオリジンへと変化し、これからはさらに方向が変わっていくと思いますし、変化もまだまだ楽しめそうです。