現在の「勝ち逃げシステム」は「8レース制勝ち逃げ」の「中本式」と「12レース制勝ち逃げ」の「ココモ式(伊沢式)」の2種類です。
今回の旅行で「シゲ」さんと「中本」さんに、色々と話を聞く機会がありましたので、「勝ち逃げ」の研究について聞いてみました。
研究会が発足した当時、既に「勝ち逃げ」は「10レース制」で「ボス」がやっていたそうですが、研究している仲間はもっといたようで、それぞれが「4レース制」・「5レース制」・「6レース制」・「8レース制」・「10レース制」・「12レース制」に分けて研究したようです。
私が競馬塾に通っていた頃は、「4レース制」・「6レース制」・「8レース制」・「12レース制」とまだ4つのコースが残っていましたので、研究していた仲間が1人、2人と辞めていったからだそうです。
聞いてみると最初は6人くらいから始まり、最終的には65人ぐらいのメンバーがいたそうで、まとめるだけでも大変だったそうですが、ある時資料が持ち出されたり紛失したりの事件があって解散となったそうです。
丁度、一般向けに「ワードプロセッサ」が売り出された頃で、会報は「ワードプロセッサ」で書かれていたそうで、ほとんど「勝ち逃げ」の記事ばかりだったようです。
その後、「シゲ」さんは「競馬塾」を担当、「中本」さんは「勝ち逃げ研究室」を担当しており、「ボス」は勝ち逃げの資料をまとめあげ、データ分析を「コンピュータ」に入力し始めたそうですが、まだ「コンピュータ」は一般の方が買えるようなものではなかったようです。
現在は「東芝パソコンシステム」となっていますが、その頃は「ソード株式会社」という名称だったようです。
私は「競馬塾」の1期生ですから、その頃はまだ「中本」さんは「研究室」にはいたようですが、会わないうちに故郷に帰ることになり、「研究室」は「ボス」と「シゲ」さんの他、私と「馬五郎」さんや「龍」さんら「塾生」がいるだけで寂しいものでした。
結局は「ボス」はパソコン事業部の忙しさもあって、「研究室」は「シゲ」さんを中心私と龍さんの3人で頑張ることになりました。
その頃も、「4レース制」・「6レース制」・「8レース制」・「12レース制」は実験購入されていましたが、「馬連」ですからマイナスになることも少なかったです。
現在のスタッフは同じシステムエンジニアなので、会社は違っても派遣先で一緒で、全員顔見知りでした。
結局はシステムを、「シゲ」さんが研究した「ココモ式」と12年後に帰ってきた「中本」さんが研究を続けた「中本式」に絞ったのです。
色々と内部からも反対意見が出たりしたのですが、それまでの資料(10年分)を提示されて納得することになりました。
「中本式」は「8レース制」ということもあって倍額購入しますので、プラスが大きいのが特徴、配当もおとなしく穴買いをするには研究の余地が残されているのですが、「馬連」では力を発揮しています。
「ココモ式」は本来「伊沢式」と呼ばれていたものですが、改良に改良を重ねて現在のシステムになりました。
穴狙いが大好きな「シゲ」さんですから、「BOX買い」にもいち早く対応して好成績を残しています。
「ボス」は「Pランク」のデータを常にベースに考えていますので、いろんな購入法に挑戦していますが、職人気質なのかパソコンを組み込んでも、競馬をやっても本当に上手いです。
こんな訳で、「勝ち逃げ」は本命党の「中本式」と穴党の「ココモ式」に落ち着いたのですが、これからも多少の変更は加えられるかもしれませんが、基本的には変わりません。
みなさんも、「勝ち逃げ」を楽しんでみてください。