JUGEMテーマ:趣味

 「研究室」は「年寄り倶楽部」で「競馬と温泉旅行」ばかりと思っている方多いようですが、実はそれぞれが趣味を持っていますので、趣味の範囲で色々と楽しんでいます。
温泉旅行は競馬場で勉強をしたり、夏競馬時の「旅打ち」からどうせ泊まるなら「温泉のある宿」でいうのが始まりなのですが、酒を飲むのと美味しいものを食べるのが大好きなメンバーですので、機会がちょっと多いだけです。

 一日にコーヒーを5杯も10杯も飲む私は、自分好みの豆を見つけることで彼方此方と探しているのですが、コーヒーの味も昔とは大きく変わってしまい、範囲が広がりすぎて困ってしまいます。
長い間お付き合いしていた業者が店を閉めてしまいましたので、探す機会も少ない今は、満足なコーヒーに巡り合っていないのです。
私のコーヒーのルーツは40年も前の「ドイツのチボリコーヒー」、友人からお土産に頂いた200g入りのコーヒー豆5袋でしたが、その中で気に入った味のブレンドがありました。
日本のコーヒーとは違って、バランスの良い良質の生豆が使われておりビックリしたものです。
いわゆる中深煎り(シティ・ロースト)で別名「ジャーマン・ロースト」とも呼ばれているものでした。
コーヒーは嗜好品ですから、万人が飲んで万人が美味しいと思うコーヒーはおそらくないかもしれませんが、最近はネットで豆を購入していろいろと楽しんでいます。
ドリップも穴が三つの物、穴が一つの物などと電動ミルも用意して、コーヒーを淹れて飲んでいます。
フランスやイタリアに行った時はコーヒーの強い苦味に驚いたものですが、水質が悪いので深煎りにしないと水の臭みが残るからだそうで、その国の環境によってコーヒーだけでも大きく味が違うものだと教えられました。

 今回ふと思ったのですがコーヒーもバランスが大切、サラブレッドもバランスが大切なのです。
「凱旋門賞」に挑戦した日本馬でも「オルフェーヴル」は素晴らしいバランス、なんとなく「凱旋門賞」で初めて勝てそうと思っておりますが、問題はあのやんちゃな性格、気に入らないと真っ直ぐ走ってしまったりで困ったものです。
そんな愛嬌のある性格がなんとなく憎めなくて、負けてもいいから悔いの残らないレースをして欲しいと願うばかりです。
こうして、コーヒーを飲みながらこれまで「凱旋門賞」に挑戦した、馬達を思い出すのも楽しいものです。
69年「スピードシンボリ」・72年「メジロムサシ」・86年「シリウスシンボリ」・99年「エルコンドルパサー」・02年「マンハッタンカフェ」・04年「タップダンスシチー」・06年「ディープインパクト」・08年「メイショウサムソン」・10年「ナカヤマフェスタ」「ヴィクトワールピサ」・11年「ヒルノダムール」「ナカヤマフェスタ」と12頭が挑戦しています。
どの馬も素晴らしい馬達なのでそれぞれに思い出が有り、馬券を買ったことのない馬は1頭もいないのですが、1回だけしか買うチャンスがなかったのが70年の「有馬記念」の「スピードシンボリ」、もちろん勝って2着は「アカネテンリュウ」で枠連750円は初めて買って的中した「有馬記念」となりました。
日本馬の「凱旋門賞」制覇は私の夢、この43年間幾度も夢の裏側(現実)に引き戻されました。
いつも夢の裏側は厳しいものですが、今年も1杯のコーヒーを用意して「オルフェーヴル」の「凱旋門賞」を観戦したいと思います。
きっと夢が叶った時のコーヒーの味は、幻の味になるのでしょう?・・・・・・