1500種類から1600種類もあると言われるベルギービールですが、その土地土地で違った味わいのビールが飲める楽しみは、最近の日本の地ビールブームでも分かりますように、ビールファンにとって非常に楽しみな訳です。
今日はこの「田舎への旅」のなかでも特殊な町を紹介いたします。
全くの山の中の小さな町「デュルビュイ」は、「世界一小さな町」と言われる別のタイトルがあるのですが、人口が500人の町に30件以上のレストランがあるというのですから驚きです。
そのレストランの人気はフランスからのバスツアー組まれるくらい美味しいと言われ、料理の町といっても過言ではない程です。
何しろ公共交通機関が全くありませんので、最寄駅は山を越えて4km程のバルボーという鉄道駅で、タクシーを呼んで貰うか車で行くしかないのです。
端から端まで15分もあれば行ける範囲に町がありますし、周囲は畑があって何とものどかな風景が楽しいのです。
いろいろと歩いてみると、ロバを飼っている農家があったりで田舎を満喫できます。
こんな素敵な町ですし、のんびりと3泊、4泊とゆっくりしてみたい田舎です。
レストランも安いですし、狩りのシーズンならジビエ料理も食べられますので寒い時期も楽しいものです。
こんな町にも地ビールがあります。
その名も「デュルボワーズ」(Durboyse)といい、3種類があちこちで飲めます。
Blonde・Brune・Tripleとそれぞれ特色がありますので、好みの問題ですが機会があったら飲んでみて下さい。
この町のお勧めはなんといっても安くて美味いフレンチレストラン、パリの半分ぐらいの料金でレベルの高い料理がたまらないです。