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私に一番足りなかったのは「忍耐力」だったのですが、ギャンブルの世界では勝つためには不可欠なものです。
ところが勝ち逃げでは「忍耐力」を超える「忍耐力」が必要なのですが、これが目安になるものがないので分かりにくいのです。
簡単に言うと、普通の人間の忍耐力の限界を超える忍耐力が必要で、例えば「この馬は軸を外さないだろう」と考え購入してしまう私と、「この馬は確実に1着になる」と確信して勝負する「ボス」の違いです。
昔は枠連と馬連と馬単の時代が長かったので、3着では馬券の対象にはならなかったのですが、この辺りでは「この馬は確実に1着になる」でなければ的中は難しかったのです。
こんなレースは少ないのですが、そのチャンスが巡ってくるまでじっと我慢して勝負するので、3回のチャンスで確実に2回は的中するのです。
私の「この馬は軸を外さないだろう」ですと、5回に1回の的中になってしまうので、どうしてもマイナスになってしまいます。
この違いは本当に大きいもので何度も嫌な思いをしたものですが、勝ち逃げにおいてはもっと切実なじっと的中するまで待つという事、午前中で的中してもそこから先は購入してはならない事、週に1回の勝負で我慢する事などことごとく破ってしまいひどい目に何度も会いました。
現実は厳しいもので我慢が足りない人には試練がやって来るものなのです。
本当に素晴らしいこと等一瞬の出来事で、その次もまたその次も酷い目にあっていましたので、「なんで?」という疑問や「どうして?」という反省との葛藤が続いて精神的にもまいってしまうのですから、人間て本当に弱いものです。
常にその繰り返しで50歳くらいになるまで「忍耐力の限界」を超えることが出来ませんでしたが、病気をして一気に考えが間違っていることに気づいたのです。
「ボス」に話すと「今更シゲ!」なんて言われて笑われましたが、それからはなんとなく「ボス」も優しくなったような気がしました。⇔次回は「何が間違っていたのか?」です。