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 ディープインパクト産駒の「サクソンウォリアー」は英クラシック「2000ギニー」(日本の皐月賞)を勝ちましたし、日本生産馬の活躍が目立ってきました。

現地5日の米G1「ターフクラシックS」ではハーツクライ産駒の「ヨシダ」が勝っている様に、日本生産馬の活躍がオセアニアだけでなく欧米でも聞こえるようになったのは、ある意味本当にうれしい事でもあり、今後に大きな期待が持てるという事でもあります。

 

私が競馬に興味を持ったのは馬産地で育ったからではなく、17歳の時日本では本当に強かった「スピードシンボリ」が、長期欧州遠征で健闘するもののレースではパッとした成績を残すことが出来なかったのです。

しかし、「凱旋門賞」11着の後に帰国して「有馬記念」をあっさり勝って、次の年(1970年)も「有馬記念」連覇するほどでしたので、そのショックはとても大きく私の心に大きな傷として残ったものです。

 

今のままでは日本馬が「凱旋門賞」で勝ち負けできる様になるには、大きな差があるのと現地の馬場に対応することが、大切な要素であるという事が分かったのです。

これまで「凱旋門賞」で2着4回が示すようにまったくチャンスがない訳ではないのですが、こうして日本生産馬が海外で活躍できるようになって、初めて理想的な環境が整ってくると思っています。

 

日本の硬い馬場でどんなに強くてもどんなに速くても、西洋芝と自然形成された柔らかなコースに順応できなければ、「凱旋門賞」や「キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドS」では勝てないという事が分かっています。

「サクソンウォリアー」の母メイビー(父ガリレオ)は欧州2歳女王に選ばれたほどの馬なので、欧州のコースにはピッタリの血統背景があります。

 

こんな生産界の動きには欧米諸国からも注目が集まっていますので、これからの生産界はこれまで以上に盛り上がって来るものと思っています。

こうして日本生産馬が「凱旋門賞」制覇に改めて近づいていることが、分かりますし期待が大きく膨らんでいます。

ディープインパクトももう16歳ですから、これからの後継種牡馬にも注目したいのですが、まだもう少し時間が必要なのかもしれません?????