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 今朝は朝4時から富士山を眺めながら「勝ち逃げ」原稿をチェックしたり、経理関係の書類整理やらを始めてます。

ノンビリ屋なのでユックリなのでいつも2時間ぐらいで終わりますが、「富士山」の姿が刻々と変わっていくので全体の3割くらいは眺める時間、2割は珈琲を飲む時間なので半分は「富士山」に見とれていることになります。

 

富士山を眺めながら珈琲を飲むようになってから、かれこれ17年になります。

丁度50歳の時からですからもう17年、今日は珍しく「快晴の富士山」で雲一つないきれいで素敵な姿を見せてくれました。

珈琲は12歳の頃からでしたからもう55年になりますが、満足できる珈琲が飲めるようになったのは最近の話しで決して常に満足してきた訳ではないのです。

 

(左から4時7分・4時27分・4時53分です)

  

 

長い間の中で100点満点の珈琲はそれこそ数えるほどしかないのですが、これまでホテルでだされた朝の珈琲でただ一度だけ5杯もお替りしてしまった思い出の珈琲があります。

娘が小学生の頃ですから22年前頃の出来事ですが、その年は4月にまだ雪が大量に残っていて5月までスキーができるくらい大雪の降った年の事で、親子3人で奥日光中禅寺湖に旅行に行った時です。

 

泊まったホテルは湖畔にある「日光レイクサイドホテル」(現在工事中で20年にザ・リッツ・カールトン日光として開業予定)ですが、珈琲の美味しさに驚いたものです。

大きなネルドリップで淹れた珈琲は正に職人技で、香り・甘味・苦味・酸味・コクのバランスがとても良くこんな珈琲なら毎日飲みたいと思ったものです。

スペシャルティ珈琲など皆無の時代でしたから、どんなに拘って豆をブレンドしたか分からないですが、それ以降私はその珈琲の味を追い求めてきたように思います。

 

今ではその珈琲に近い味が出せていると思っていますが、毎日沢山飲めるように工夫だけはしています。

珈琲は焙煎によって大きく味が変化しますし、お湯の温度によっても味が変化するのですが、お湯に浸かっている時間によっても大きく味が変化します。

もちろんスペシャルティ珈琲は殆どが浅煎りに焙煎されており、バランスよく産地の特徴的な味がだせるように工夫がされていますので、お湯の温度と抽出時間によっても味も大きく変化します。

 

私の場合はペーパドリップで蒸らす時間も加算して1杯の珈琲200㏄を2分以内で抽出していますが、浅煎りの豆ほど抽出温度は90度を超えるくらい、深煎りの豆ほど85度前後にして淹れています。

アイスの場合は深煎りでも90度を越える温度で少量を抽出して、一気にキューブアイスで冷やす方法で香りを逃がさないようにしています。

もちろん、その日のお天気にも左右されるので微調整はその時にしますが、季節によっても焙煎度合いも変化するという事を忘れてはならないのです。

 

夏は湿気が多いので豆の状態でも変化が早く、冬場は乾燥している分、豆の劣化もユックリなのです。

もちろん嗜好品ですから渋い珈琲が好きな人も、苦い珈琲が好きな人もいますので珈琲に絶対はないのですが、それぞれが愉しんでいただければと思います。