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ジャパンCも37回目となって、ここ数年は外国からの参加が毎年何頭かはいるのですが、馬券対象となったのは2006年第26回まで遡らないといけないくらいですし、その時も3着に「ウィジャボード」が入ったもので1着と2着は日本馬でした。
勝馬は2005年の「アルカセット」以来11年間出ておりません。
実はこの「アルカセット」の父は「キングマンボ」で、2004年のダービー馬「キングカメハメハ」や98年の「ジャパンC」馬「エルコンドルパサー」と同じなのです。
中でも「キングカメハメハ」は種牡馬になってからも数多くのG1馬を沢山出しており、日本の馬場によく合った血統であると思っていますし、母の父として「モズカッチャン」(父ハービンジャー)が「エリザベス女王杯」を勝ちました。
この流れはとても心地の良い感じで「ハービンジャー」産駒は、初年度から重賞勝ち馬がでましたので今後も活躍馬が沢山出るものと思っています。
こんなに海外からの挑戦馬が勝てなくなってしまった「ジャパンC」、馬場の硬さと高速な事に要因があるのですが、逆に日本馬が欧州の馬場に対応できてない事にも繋がって、レベル的には世界クラスにはなったものの最後の壁が超えられていないのです。
北海道札幌競馬場の様に欧州仕様に馬場だけ変えても、まだ何か足りないようです。
今回はドイツから2頭「イキートス」(バーデン大賞)と「ギニョール」(バイエルン大賞・バーデン大賞)、オーストラリアから「ブームタイム」(コーフィールドC)、イギリスから「アイダホ」(アイルランドダービー2着)と4頭が参戦しましたが、本来なら何れも日本で好走してもおかしくない素晴らしい馬達で実績も十分なのです。
対する日本馬はG1で6勝の「キタサンブラック」を筆頭に、「サトノクラウン」(香港ヴァース・宝塚記念)、「レイデオロ」(ダービー)、「ソウルスターリング」(オークス)、「マカヒキ」(ダービー)等が迎え撃つわけですが、何と言っても地の利は大きな要素となります。
また今年の3歳が強い理由としても、「レイデオロ」は「ダービー」から4か月後の「神戸新聞杯」で大きく時計を詰めて勝っている様に、成長度合いがとても早いのが特徴となっています。
この時の2着馬「キセキ」が「菊花賞」を楽勝したのを考えても、素晴らしい能力を持っていることが分かりますし、「エリザベス女王杯」と「マイルCS」での3歳馬の活躍と、「ダービー」2着の「スワ―ヴリチャード」が「アルゼンチン共和国杯」で楽勝したことからもこの世代の優秀さが予測できたものです。
私は「ジャパンC」にもう少し一流馬が集まるようにするためには、馬場の改良と賞金をアップすることが大切だと思っていますし、それは日本馬のレベルアップにも繋がると考えています。
確かに日本の競馬は大きな転機を迎えていることは確かで、「サンデーサイレンス」系一色に染まった生産界は新しい血の導入が急務となっており、「キングマンボ」系種牡馬や「デインヒル」系種牡馬、さらに「サドラーズウェルズ」系種牡馬も大きなチャンスを秘めておりますので、その効果が結果に徐々に表れてくるものと思っています。
今日の富士山は22日の朝6時と9時の逆さ富士です。
おまけは「もみじ回廊」のライトアップされた美しい紅葉です。
紅葉は16日に現地へ行って撮ったものです。綺麗でしたよ!
「ジャパンC」で飲む珈琲はスペインの「カフェ・ソロ」(cafe soloスペインのエスプレッソ)で、ビシッと苦味で勝負したいと思っています。