「ジャパンC」ではいろいろな馬たちの戦いを観てきたのですが、今でも忘れられない2頭の牝馬がいます。
1頭は32回12年と33回13年の「ジェンティルドンナ」の連覇と、38回18年と40回20年の「アーモンドアイ」の2頭です。
◎第32回12年は1番人気が「オルフェーヴル」2着、2番人気が「ルーラーシップ」3着、3番人気「ジェンティルドンナ」がハナ差1着となって、3歳牝馬で初めての勝利をしました。
重賞レースだけに馬連700円、馬単1,580円、3連複1,010円、3連単5,550円はとてもいい配当でした。
◎第33回13年は1番人気の「ジェンティルドンナ」が優勝で連覇、7番人気の「デニムアンドルビー」が2着、3着が11番人気の「トーセンジョーダン」で、馬券は的中できませんでしたが、歴代初めての連覇が牝馬で驚きました。
◎第38回18年は1番人気の「アーモンドアイ」が2:20:6という前代未聞のレコードで優勝、2着が4番人気の「キセキ」、3着2番人気の「スワーブリチャード」が3着、低配当でしたが的中できました。
◎第40回20年は1番人気の「アーモンドアイ」1着、2着2番人気の「コントレイル」、3着3番人気の「デアリングタクト」でやはり低配当でしたが、その年の三冠馬と牝馬三冠馬の2頭を引き連れての2度目の優勝には本当に驚きました。
さてさてどんなに負けていても勝っていても「ジャパンC」だけはと、特別視している人も多いと思いますが、それこそ今年は海外からの3頭がそれぞれどれだけ日本の高速馬場に適応できるかがキーポイントなのです。
「オーギュストロダン」はディープインパクト産駒で良馬場仕様、「ファンタスティックムーン」は欧州では高速軽快な競馬場で活躍しているだけにチャンスありそうですし、「ゴリアット」は挑発的な馬主さんの発言や行動もとても面白いです。
迎え撃つ日本勢も天皇賞秋「ドウデュース」の良馬場でのパフォーマンスは出色で、「チェルビニア」も3歳牝馬としては素晴らしい能力値を示してますし、同じく5歳牝馬「スターズオンア―ス」も相手なりに走れる柔軟性は素晴らしい。
G1レースでも「ジャパンC」はOB会の二兎には特別なのですが、研究員の皆から見ると通常の重賞レースと変わらないというスタンスなので、ちょっと違っています。
OB会はギャンブル熱に犯された人が集まっていますので、昔は良くその日に勝った分を「ジャパンC」投入というケースが良くありましたが、年を取って競馬をゆっくりと楽しむようになりました。