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私にとって珈琲は毎日飲んでいますので珈琲の国内消費量は良く知っているのですが、2000年頃から需要が急激に増えて40万トンを超える様になって2007年の43.8トンをピークにその後は減りつつあったのです。
しかし2013年からまた急激に盛り返して2016年は47.2トンまで増えましたが、2017年からは徐々に下降線を辿っています。
今後は少し減少傾向ですが43万トン~45万トンと安定すると思っています。
さて「お酒」となるとだいぶ違ってきていて、日本酒は1973年にピークを迎えその後はビールに抜かれ、焼酎や酎ハイ・ワインにも抜かれて赤ワインにも追い抜かれそうなのですが、ダントツのトップだったビールも近年は大きく売り上げを落としております。
その中で売り上げが伸びているのは酎ハイ・ワイン・赤ワイン・ウイスキーで、焼酎も2006年をピークに下降線をたどっています。
赤ワインや白ワインもそうですが国産の良品が出揃って注目されて売り上げが回復していますし、ウイスキーは空前のハイボールブームで国産の高級原酒が枯渇するくらいですから、どうにも大変な事態になっています。
でもどうして日本のウイスキーがこんなに注目されるようになったのでしょうか?
2001年にイギリスの「ウイスキーマガジン」誌が行ったコンテストでニッカの「シングルカスク余市10年」が1位、サントリーの「響21年」が2位となった事で、急激に注目されるようになったのです。
この後も世界のウイスキーコンテストで次々と日本のウイスキーが賞を取ったので、今では日本でさえ手に入らなくなってしまった日本のウイスキーは既に原酒のストックがない状態なのです。
いずれにせよ綺麗な水質の良い水と多湿という条件でより良いウイスキーが生まれる訳ですが、日本のウイスキーは樽にも工夫があってミズナラ樽やシェリー樽を使う事によって独特の風味を出しているのです。
私はサントリーの「山崎」が大好きだったのですが、最近は手に入らなくなって本当に残念です。
オンザロック・ストレート・水割り・ハイボールなどその時の気分で飲むのが大好きでしたが、特に18年と12年は素晴らしい余韻が印象的で、華やかな香りがして良かったです。
12月で飲む機会も増えるので飲みすぎには注意が必要ですが、まだまだ国産のウイスキーもワインも決して海外製品に負けない良いものが沢山ありますので、大いに楽しんで下さい。