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 「凱旋門賞」のステップレースとも言われるG2「フォア賞」2,400mに出走する、「サトノダイヤモンド」と「サトノノブレス」ですが、これまでも99年に「エルコンドルパサー」が優勝し、12年と13年は「オルフェーヴル」が連覇しております。

14年は愛「ルーラーオブザワールド」、15年は英「ポストポンド」、16年仏「シルヴァ―ウェーヴ」が勝っておりますが、この「フォア賞」と「凱旋門賞」を同じ年に連勝した馬は85年の「サガス」以来出ていませんし、最近も優勝馬が「凱旋門賞」で2着した例は多いのですが優勝馬が久しく出ていないのです。

 

「フォア賞」の過去年間5年間の勝馬と「凱旋門賞」での成績は下記の通りです。

◎12年「オルフェーヴル」牡4歳日⇒凱旋門賞2着

◎13年「オルフェーヴル」牡5歳日⇒同2着

◎14年「ルーラーオブザワールド」牡4歳愛⇒同9着

◎15年「ポストポンド」牡4歳英⇒未出走

◎16年「シルヴァーウェーヴ」牡4歳仏⇒同13着

 

いつもは「ロンシャン競馬場」で行われるのですが、残念ながら工事の遅れで昨年に続き今年も「シャンティイ競馬場」で行われます。

ステップレースは他にもG2「ニエル賞」(3歳馬のみ)2,400mやG1「ヴェルメイユ賞」(牝馬のみ)2,400mもあるのですが、やはり古馬の挑戦が多いので「フォア賞」が日本馬の前哨戦となっています。

「ニエル賞」も06年の勝馬「レイルリンク」以来「凱旋門賞」での勝ち馬がでておりませんし、「ヴェルメイユ賞」の勝馬で「凱旋門賞」馬になったのは13年の「トレヴ」がおりますが、それ以前は仏三冠牝馬08年の「ザルカヴァ」まで遡る必要があります。

 

「ニエル賞」の過去年間5年間の勝馬と「凱旋門賞」での成績は下記の通りです。

◎12年「サオノワ」牡3歳仏⇒凱旋門賞15着

◎13年「キズナ」牡3歳日⇒同4着

◎14年「エクト―」牡3歳仏⇒同17着

◎15年「ニューベイ」牡3歳仏⇒同3着

◎16年「マカヒキ」牡3歳日⇒同14着

 

「ヴェルメイユ賞」の過去年間5年間の勝馬と「凱旋門賞」での成績は下記の通りです。

◎12年「シャレータ」牝4歳仏⇒凱旋門賞9着

◎13年「トレヴ」牝3歳仏⇒同優勝

◎14年「バルチックバロネス」牝4歳仏⇒未出走

◎15年「トレブ」牝5歳仏⇒同4着

◎16年「レフトハンド」牝3歳仏⇒同12着

 

このようにステップレース優勝馬があまり活躍してませんが、広いヨーロッパにはまだまだ沢山の強い馬が存在するという事なのでしょうし、まだまだ愛・英・仏の競馬はレベルが高いという証拠なので、日本馬達ももう少し頑張って欲しいものです。